離島で一人旅！男女別・目的別（のんびり・アクティブ）おすすめの島12選

はじめに｜一人だからこそ、出会える景色がある

誰かと行く旅も楽しいけれど、一人旅には特別な自由があります。

朝、目が覚めた瞬間に今日の予定を決める。 絶景の前で、時間を気にせずただ立ち尽くす。 地元の人と、気兼ねなくお喋りをする。

そんな「自分だけの時間」を心ゆくまで楽しむのに、離島は最高のステージです。海に囲まれた島には、日常のしがらみを断ち切り、心をリセットしてくれる不思議な力があります。

この記事では、「離島への一人旅」をテーマに、女性でも安心して過ごせる島や、男性が冒険気分を味わえる島など、12ヶ所を厳選してご紹介します。

初めての一人旅でも大丈夫。 あなたを待っているのは、温かい島の人々と、息をのむような絶景です。

【女性の一人旅】安心・おしゃれ・癒やしの島4選

女性の一人旅で大切なのは、「治安の良さ」「清潔な宿」「おしゃれなカフェ」、そして「フォトジェニックな景色」です。

一人でも入りやすいお店が多く、心地よく過ごせる島を選びました。

おすすめ1｜小浜島（沖縄県）｜リゾートホテルで優雅な休日

八重山諸島の中心に位置する「小浜島（こはまじま）」。

「星野リゾート リゾナーレ小浜島」や「はいむるぶし」といった大型リゾートホテルがあり、敷地内で食事やアクティビティが完結します。 移動や食事の不安がなく、女性一人でも安心して滞在できるのが魅力。

サトウキビ畑の中を電動キックボードで走ったり、満天の星空の下でヨガをしたり。 安全で快適なリゾート空間で、心身ともにリフレッシュできます。

おすすめ2｜竹富島（沖縄県）｜赤瓦の集落で暮らすように

石垣島からフェリーで約10〜15分、「竹富島（たけとみじま）」。

赤瓦の屋根と白砂の道、鮮やかなブーゲンビリアが咲き誇る、沖縄の原風景が残る島です。 島全体がコンパクトなので、レンタサイクルで無理なく回れるのも嬉しいポイント。

おしゃれなカフェや雑貨屋も多く、集落を散策するだけで心が躍ります。 夜は静かな民宿や「星のや竹富島」で、島の静寂に包まれて眠りましょう。

おすすめ3｜小豆島（香川県）｜オリーブとアートの島

瀬戸内海に浮かぶ、オリーブの島「小豆島（しょうどしま）」。

「魔女の宅急便」のロケ地として知られる「小豆島オリーブ公園」や、干潮時にだけ道が現れる「エンジェルロード」など、写真映えするスポットが満載です。

古民家を改装したカフェや、オリーブオイルを使ったエステなど、女性に嬉しい体験も充実。 アート作品も点在しており、感性を刺激する旅が楽しめます。

おすすめ4｜五島列島（長崎県）｜教会巡りと美食の旅

世界遺産の教会群がある「五島列島（ごとうれっとう）」。

ステンドグラスが美しい教会を巡る旅は、心が洗われるような静かな感動を与えてくれます。 また、五島うどんや新鮮な海産物、五島牛など、美食の宝庫でもあります。

おしゃれなゲストハウスやホテルも増えており、一人でも快適に過ごせます。

【男性の一人旅】冒険・秘境・ロマンの島4選

男性の一人旅には、「冒険心」をくすぐる要素が欠かせません。

手つかずの大自然、歴史ロマン、そして少しのサバイバル感。 少年の心に戻れるような、ワイルドな島を紹介します。

おすすめ5｜西表島（沖縄県）｜ジャングルを探検する

島の約90%が亜熱帯のジャングルに覆われた世界自然遺産、「西表島（いりおもてじま）」。

マングローブの川をカヌーで進んだり、ジャングルの奥地にある滝を目指してトレッキングしたり。 圧倒的な大自然の中に身を置くことで、野生の本能が呼び覚まされます。

夜はジャングルナイトツアーに参加して、固有種の生き物を探すのもおすすめです。

おすすめ6｜青ヶ島（東京都）｜絶海の孤島へ

東京から南へ約360km、伊豆諸島の最南端に位置する「青ヶ島（あおがしま）」。

「二重カルデラ」という世界的にも珍しい地形を持つこの島は、アクセス難易度が高く「選ばれし者しか行けない島」とも呼ばれます。

地熱を利用した「ひんぎゃ（地熱蒸気）」で卵や芋を蒸して食べたり、満天の星空を独り占めしたり。 到達した時の達成感は、他の島では味わえません。

おすすめ7｜軍艦島（長崎県）｜廃墟の聖地

長崎港からクルーズ船でアクセスできる端島（はしま）、通称「軍艦島（ぐんかんじま）」。

かつて炭鉱で栄え、日本初の鉄筋コンクリート高層アパートが立ち並んだこの島は、現在は無人島となり、世界文化遺産に登録されています。

朽ち果てていくコンクリートの巨大建築群は、圧倒的な迫力と儚さを感じさせます。 上陸ツアーに参加して、歴史の証言者としての廃墟を目に焼き付けましょう。

おすすめ8｜屋久島（鹿児島県）｜太古の森を歩く

樹齢数千年の屋久杉が生きる神秘の島、「屋久島（やくしま）」。

往復10時間かけて縄文杉を目指すトレッキングは、まさに自分との戦いであり対話です。 苔むした森の静寂、清らかな水の音、そして巨大な杉の生命力。

一人で黙々と歩く時間は、人生を見つめ直す貴重な機会になるはずです。

【のんびり派】何もしない贅沢を味わう島2選

「観光もしない。ただ、ぼーっとしたい」。

そんな究極の休息を求める一人旅には、静けさが約束された島が一番です。

おすすめ9｜波照間島（沖縄県）｜最南端で星を見上げる

有人島として日本最南端の「波照間島（はてるまじま）」。

ここには「ハテルマブルー」と呼ばれる驚くほど青い海と、日本一美しいとも言われる星空しかありません。 コンビニも信号機もなく、あるのはゆったりとした島時間だけ。

ニシ浜で海を眺め、夜は南十字星を探す。 何もしないことの豊かさを教えてくれる島です。

おすすめ10｜加計呂麻島（鹿児島県）｜奄美の奥座敷で暮らすように

奄美大島の南に位置する「加計呂麻島（かけろまじま）」。

観光地化されておらず、昔ながらの集落の風景がそのまま残っています。 小さなゲストハウスに泊まり、宿のオーナーや旅人と語り合ったり、誰もいないビーチで読書をしたり。

「観光客」としてではなく、島の一部になったかのような穏やかな時間を過ごせます。

【アクティブ派】一人でも遊び尽くせる島2選

一人だけど、思いっきり体を動かしたい！

そんなアクティブな一人旅には、マリンスポーツやサイクリングが充実した島がおすすめです。

おすすめ11｜宮古島（沖縄県）｜ドライブとシュノーケリング

絶景の伊良部大橋をはじめ、ドライブコースが充実している「宮古島（みやこじま）」。

レンタカーで島を一周しながら、気になったビーチでシュノーケリングを楽しむのが王道スタイルです。 ウミガメと一緒に泳げるビーチもあり、一人でも感動体験が待っています。

夜は島の居酒屋で、泡盛を片手に地元の人と交流するのも楽しみの一つです。

おすすめ12｜式根島（東京都）｜自転車と海中温泉

伊豆諸島の小さな島、「式根島（しきねじま）」。

島一周が約12kmとコンパクトなので、レンタサイクルで全てのスポットを回れます。 リアス式海岸の絶景を眺めながら走り、疲れたら水着で入れる海中温泉へ。

ワイルドな露天風呂から眺める夕日は格別です。 適度な運動と温泉で、心地よい疲れと共にぐっすり眠れます。

離島一人旅を成功させる3つのコツ

一人旅だからこそ、段取りと宿選びが重要です。

「割高になる」「食事が困る」といった一人旅特有の悩みを解消するポイントをお伝えします。

1. 宿のスタイルで「旅の濃度」を決める

宿選びは、一人旅の満足度を左右する最大の要素です。

• ゲストハウス・民宿：
  • 「誰かと話したい」「情報交換したい」人向け。
  • 夜のゆんたく（お喋り）で友達ができることも。
• ホテル・個室：
  • 「一人で静かに過ごしたい」「プライバシー重視」の人向け。
  • 気疲れせずリラックスできます。

自分の今の気分に合わせて、宿のタイプを選び分けましょう。

2. 「移動手段」と「コスト」を確認する

一人旅の弱点は、レンタカー代などが割高になることです。

• レンタカー：
  • 宮古島や奄美大島など広い島では必須ですが、一人だとコストがかかります。
  • 軽自動車やバイクを検討しましょう。
• 自転車・バス：
  • 竹富島や式根島のような小さな島なら、レンタカーなしで安く回れます。

免許がない場合や節約したい場合は、公共交通機関や自転車で回れる島を選ぶのが賢明です。

3. 夕食難民にならないための「予約」

離島では、夜営業している飲食店が限られていることが多く、人気店はすぐに満席になります。 「一人だし、どこか入れるだろう」と高を括っていると、夕食難民になる可能性があります。

• 宿で食事をつける（2食付きプラン）
• 事前に一人でも入りやすい店を予約する

このどちらかの対策をしておくことが、平和な夜を過ごす鉄則です。

まとめ｜一人旅で、新しい自分に出会おう

今回は、一人旅におすすめの離島をテーマに、男女別・目的別の12島を紹介しました。

• 女性におすすめ：小浜島、竹富島、小豆島、五島列島
• 男性におすすめ：西表島、青ヶ島、軍艦島、屋久島
• のんびり派：波照間島、加計呂麻島
• アクティブ派：宮古島、式根島

離島への一人旅は、自分自身と向き合い、心をリセットする最高の機会です。

誰にも合わせる必要のない自由な時間の中で、あなたはきっと、新しい自分や大切な何かに気づくはずです。

勇気を出して、チケットを予約してみませんか？ その先には、一生忘れられない景色と出会いが待っています。