何もしない贅沢を｜のんびり過ごすのにおすすめな離島10選

はじめに｜心が疲れたら、時計のない島へ

毎日、時間に追われていませんか？ スマホの通知音、満員電車、終わりのないタスク。そんな日常から抜け出して、「ただ、そこにいるだけ」の時間を過ごしたい。

そう思ったとき、行き先はリゾート地ではなく、静かな「離島」が正解です。

観光スポットを巡る必要はありません。波の音をBGMに昼寝をしたり、沈む夕日を眺めたり。

この記事では、「何もしない贅沢」を味わうのにふさわしい、のんびり過ごせるおすすめの離島を10ヶ所厳選してご紹介します。

【極上の宿あり】リゾート気分でのんびり過ごす離島4選

まずは、設備が整ったリゾートホテルやヴィラがあり、快適に「おこもりステイ」ができる島々を紹介します。

何もしないけれど、不便な思いもしたくないという方におすすめです。

おすすめ1｜小浜島（沖縄県）｜リゾートホテルで完結する休日

八重山諸島のへそに位置する「小浜島（こはまじま）」。 ここには「はいむるぶし」や「星野リゾート リゾナーレ小浜島」といった大型リゾートホテルがあり、敷地内で全ての楽しみが完結します。

おすすめ2｜竹富島（沖縄県）｜伝統集落で暮らすように泊まる

石垣島からフェリーで約10〜15分、赤瓦の屋根と石垣の風景が美しい「竹富島（たけとみじま）」。 「星のや竹富島」をはじめ、島の景観に溶け込むような宿泊施設が多くあります。

おすすめ3｜伊良部島（沖縄県）｜ヴィラで過ごす大人の隠れ家

宮古島と伊良部大橋でつながる「伊良部島（いらぶじま）」。 近年、海沿いにプライベートプール付きの高級ヴィラやホテルが続々とオープンしています。

「宿から一歩も出ない」という贅沢なおこもりステイなら、オールインクルーシブや高級ヴィラが充実しているこちらの記事も参考になります。

▶関連記事：離島リゾートホテル10選＆オールインクルーシブ｜極上の休日を

おすすめ4｜五島列島（長崎県）｜祈りの島の洗練された宿

世界遺産の教会群がある長崎県の「五島列島（ごとうれっとう）」。 福江島にある「五島リトリート ray」など、デザイン性の高いホテルが注目を集めています。

【自然と一体】静寂の中で自分を取り戻す離島3選

次は、観光客が少なく、圧倒的な静けさと自然が魅力の島々です。

便利さよりも、心の静寂を求める方におすすめです。

おすすめ5｜加計呂麻島（鹿児島県）｜何もない贅沢を知る

奄美大島の南に横たわる「加計呂麻島（かけろまじま）」。

コンビニもスーパーもなく、あるのは美しい海と森、そして小さな集落だけ。「加計呂麻ブルー」と呼ばれる海は透明度が高く、ただ眺めているだけで時間が過ぎていきます。

おすすめ6｜西表島（沖縄県）｜ジャングルの奥深くへ

島の約90%が亜熱帯のジャングルに覆われた世界自然遺産、「西表島（いりおもてじま）」。

アクティブなイメージがありますが、ジャングルの中にあるホテル「星野リゾート 西表島ホテル」などに滞在すれば、大自然に包まれた極上のリラックスタイムが過ごせます。

おすすめ7｜屋久島（鹿児島県）｜太古の森で深呼吸

樹齢数千年の屋久杉が眠る神秘の島、「屋久島（やくしま）」。 縄文杉トレッキングも良いですが、あえて森の中のリゾートホテルに籠もり、ただ森の空気を吸い込むだけの滞在もおすすめです。

観光客で賑わう場所を避けて静かに過ごしたい方は、人が少ない「穴場の離島」特集もぜひチェックしてみてください。

▶関連記事：日本の穴場離島15選｜人が少ない静かな島でのんびり旅

【素朴な温かさ】懐かしい風景に出会う離島3選

最後は、日本の原風景が残る、素朴で温かい島々です。

猫や路地裏、島の人との距離感が心地よい場所を紹介します。

おすすめ8｜男木島（香川県）｜坂道と猫とアート

瀬戸内海に浮かぶ小さな島、「男木島（おぎじま）」。 斜面に家々が連なる迷路のような坂道は、歩くだけでワクワクします。島には多くの猫が暮らしており、猫とのんびり戯れる癒やしの時間が待っています。

誰にも気を使わず、自分のペースで動きたい。そんな「一人旅」にぴったりの島は、他にもたくさんあります。

▶関連記事：一人旅におすすめの離島12選｜女性も安心な島と過ごし方

おすすめ9｜波照間島（沖縄県）｜日本最南端の星空

有人島として日本最南端に位置する「波照間島（はてるまじま）」。 「ハテルマブルー」と呼ばれる独特の青さを持つ海と、日本一美しいとも言われる星空が自慢です。

おすすめ10｜与論島（鹿児島県）｜幻の砂浜で黄昏れる

鹿児島県の最南端、沖縄本島のすぐ北にある「与論島（よろんじま）」。 潮が引いた時だけ現れる幻の砂浜「百合ヶ浜」は、天国に一番近い場所とも呼ばれています。

「のんびり」の種類で選ぶ離島の過ごし方

一口に「のんびり」と言っても、そのスタイルは人それぞれです。

「自分にとっての最高の休日」を叶えるために、まずは滞在スタイルのイメージを固めましょう。

1. 極上の宿で「おこもり」滞在

「一歩も外に出たくないくらい、快適な部屋で過ごしたい」。

そんな方は、ラグジュアリーなホテルやヴィラがある島がおすすめです。

2. 自然の中で「デジタルデトックス」

「スマホを置いて、自然と一体になりたい」。

そんな方は、人工物が少なく、手つかずの自然が残る島がおすすめです。

3. 島の人と触れ合う「暮らすような旅」

田舎のおばあちゃん家に来たような安心感が欲しい」。

そんな方は、観光地化されていない素朴な島を選びましょう。

最高の「のんびり旅」にするための準備

何もしない旅だからこそ、ちょっとした準備が快適さを左右します。

ストレスフリーに過ごすための4つのポイントを押さえておきましょう。

宿選びは「眺望」と「食」を妥協しない

観光に出歩かない分、滞在時間の多くを宿で過ごすことになります。 ここには予算をかけて、以下の3点をチェックしましょう。

五感を癒やす「アナログな暇つぶし」

テレビやネットから離れる分、自分と向き合う時間がたっぷりとれます。

リラックスできる「服装」を持っていく

高級リゾートでも、部屋でくつろぐための服装があると休息の質がぐっと上がります。

「予定を立てない」という予定を立てる

一番大切なのは、マインドセットです。 「せっかく来たんだから観光しなきゃ」という焦りは手放しましょう。

ただ、何もしないからこそ、部屋で快適に過ごすためのグッズや、不便さを楽しむための事前の備えだけは入念にしておきましょう。

▶関連記事：離島旅行の持ち物リスト完全版｜必需品から便利グッズまで網羅

まとめ｜心のリセットボタンを押しに行こう

今回は、のんびり過ごすのにおすすめの離島をテーマに、何もしない贅沢を楽しめる10選を紹介しました。

忙しい日常を離れ、島の時間に身を委ねることは、決して時間の浪費ではありません。 それは、疲れた心を癒やし、明日への活力を養うための大切な「投資」です。

次の休みは、時計を外して、あなただけの隠れ家へ。 そこには、本当の自分が取り戻せる優しい時間が待っています。