はじめに|離島への荷物は「運送会社選び」で総額が大きく変わる?

離島への送料は、運送会社と条件しだいで総額が大きく変わります。特に中継料の有無で、想定より高くなることがあるため注意が必要です。
個人が離島へ送るなら、まずはヤマト運輸(宅急便)を基準に考えるのが無難です。宅急便は離島あてでも中継料が原則不要で、総額を見積もりやすいのが強みです。
この記事では、ヤマト運輸と佐川急便の離島送料の違いに加えて、クール便の注意点と到着までの日数も整理します。
【POINT】送料選びの重要ポイント
- ヤマト: 宅急便は中継料が原則不要。住所に応じた運賃で総額が読みやすい。
- 佐川: 一部離島では「中継料」が別途加算される。総額が高額になりやすいので要確認。
- クール便: 通常便より制限があり、離島は「対応可否」と「条件」の事前確認が必須。

やあ、ココロ船長だにゃ!島への荷物は条件しだいで送料が変わるにゃ。中継料を確認して、ムダなく送るにゃ!
離島への送料比較|ヤマト運輸 vs 佐川急便


離島への配送で最も気をつけるべきなのが、基本運賃とは別に加算される「中継料(中継手数料)」の存在です。 大手2社でも、この扱いが全く異なります。



トラックから船に積み替えて、さらに島のトラックへ…。この手間の分、料金が変わってくるんだにゃ。
ヤマト運輸(宅急便)|離島でも“追加料金なし”で総額が読みやすい
ヤマト運輸の強みは、離島に送るための追加料金(中継料)が不要で、総額を見積もりやすい点です。 北海道や沖縄など、遠方への「地帯別運賃」はかかりますが、そこからさらに「離島だからプラス○円」という加算はありません。
【POINT】「中継料ゼロ」が最大の強み
- 追加料金のルール: 宅急便では、離島あてでも「離島だから追加」の料金は原則不要。
- 料金が明確: 公式サイトで検索した料金そのままで送れるため、予算が立てやすい。
- 着払いも安心: 受取人に予想外の高額請求が行く心配がない。
【CHECK】さらにお得に送る割引活用術
- 持込割: 営業所/取扱店/コンビニへ持ち込みで、1個につき100円減額(一部条件あり)。
- デジタル割: 対象の送り状をスマホ等で作成すると、1個につき60円割引。
- クロネコメンバー割/BIG: 会員限定の割引(事前チャージ等の条件あり)で、10%/15%割引。
【MEMO】「沖縄県」あての料金ルール
- 距離運賃: 沖縄県あては距離に応じた運賃となり、基本運賃が高めになりやすい。
- 中継料とは別: これは「離島だから追加」で上乗せされる中継料とは考え方が違う。
- 確認方法: 最終的には住所(郵便番号)で料金検索して確認する。
佐川急便(飛脚宅配便)|別途「中継料」が発生する
佐川急便は、一部地域(離島・山間部など)で、基本運賃に加えて「中継料」が加算される場合があります。 中継料は地域や条件で変動します。個人の少量発送は割高になりやすいため、発送前に総額を確認すると安心です。
【ALERT】高額になりがちな「中継料」
- 料金構造: 「基本運賃」+「中継料」の合計が請求される。
- 金額の考え方: 中継料は地域や条件で変動し、運賃に加算されるため総額が高くなることがあります。
- 事前確認: 「中継料込みの総額」を、担当営業所で確認してから発送するのが確実です。
【CHECK】トラブルになりやすいケース
- 着払い: 受取時に想定外の金額になり、驚かれることがあります。
- フリマアプリ: 出品者が「送料込み」にしていて、後から高額な送料に気づき赤字になる。
- 知人への発送: 「安く送っておいたよ」と言いつつ、実は高かったという気まずい事態。
【結論】個人発送なら「ヤマト」一択
個人がコンビニや営業所から送るなら、まずはヤマト運輸(または郵便局のゆうパック)を候補にするのが安心です。 佐川を使う場合は、中継料の有無で総額が変わるため、事前確認しておくと「想定外の出費」を避けやすくなります。
【POINT】失敗しない運送会社の選び方
- 個人利用: ヤマト運輸(宅急便)か、日本郵便(ゆうパック)を選ぶ。
- 比較検討: どうしても佐川を使いたい場合は、事前に営業所へ中継料を含めた総額を確認する。
- 伝票作成: スマホで送り状を作れるヤマトのサービスを活用し、手間とコストを省く。
【CHECK】通販サイトでの配送業者の見分け方
- ショップ指定: 多くの通販ではショップ側が業者を指定するため、ユーザーは選べないことが多い。
- 注意書き: 「離島は別途、中継料がかかります」とあれば、追加料金が発生する可能性があります。
- 送料無料: 離島だけ「送料無料の対象外」になっているケースも要確認。



個人の荷物ならヤマトが無難だにゃ。でも、大きな家具とかは佐川さんが頼りになることもあるにゃ。ケースバイケースで使い分けるのが上級者だにゃ!
離島の「クール便」事情|サイズ制限と日数の壁


生鮮食品やお土産を送るときに便利な「クール便(冷蔵・冷凍)」ですが、離島向けはサイズや対応エリアなどの制限が厳しいことがあります。 「準備したのに送れなかった」とならないよう、事前に条件を確認しておきましょう。



島はお魚が美味しいけど、送るのは大変だにゃ。溶けないように、そして確実に届くように、ルールを守るにゃ!
ヤマトのクール宅急便|伊豆諸島・小笠原諸島の注意点
ヤマト運輸は離島のクール便にも強いですが、一部の島では取り扱いがありません。 特に注意が必要なのが、東京の離島(伊豆諸島・小笠原諸島)です。
【ALERT】東京の離島は特に注意が必要
- 伊豆諸島: 青ヶ島・利島・御蔵島・式根島はクール宅急便の取扱いなし(※最新は公式で要確認)。
- 小笠原諸島: 小笠原村(父島・母島など)はクール宅急便の取扱いなし。
- 大島・八丈島等: 主要な島はクール便対応可能だが、荒天時の遅延リスクはある。
【CHECK】クール宅急便の厳しいサイズ規定
- 最大サイズ: 120サイズ(3辺合計120cm以内)まで。通常の宅急便(160サイズ)より小さい。
- 最大重量: 15kg以内まで。これを超えると冷蔵・冷凍では送れない。
- 複数口: 大きな荷物は複数個に分ける必要がある。
【MEMO】重量オーバーに注意
- 目安: 発泡スチロール箱や保冷剤で、想定より重くなりやすい。
- 対策: 余裕のあるサイズで梱包し、無理なら複数口に分ける。
- 確認: 受付前にサイズ・重量を測り、条件内かチェックする。
佐川の飛脚クール便|中継料と対応エリア
佐川急便もクール便(飛脚クール便)を展開していますが、通常便と同様に「中継料」がかかります。 飛脚クール便は3辺合計140cm以内・30kg以内まで対応です。離島は中継料と対応可否を事前に確認しましょう。
【ALERT】佐川クール便のハードル
- 料金加算: 通常の中継料に加え、クール便のオプション料金もかかるため高額になりやすい。
- エリア制限: 島内の配送設備の関係で、クール便自体を受け付けていない島がある。
- 鮮度リスク: 中継工程が増えることで、温度管理のリスクが高まる場合がある。
【CHECK】島内の配送は「委託」が基本
- 協力会社: 離島では、配達は地元の協力会社が担当することが多いです。
- 設備確認: 委託先の冷蔵・冷凍設備の有無が、クール便の可否を左右します。
- 保管期限: 設備が限られているため、到着後は速やかな受け取りが求められる。
クール便を送る際の梱包と予冷の重要性
離島への輸送は、船の欠航などで予定よりも日数がかかるリスクが常にあります。 本土内へ送る時以上に、厳重な準備が必要です。
【POINT】鮮度を守る「予冷」と「梱包」
- 予冷(よれい): 発送前に冷蔵庫(10℃以下)や冷凍庫(-15℃以下)で、荷物を芯まで冷やしておく。
- 予冷時間: 目安は半日〜1日。芯まで冷やしてから出すと安心です(常温の持ち込みは劣化の原因)。
- 保冷剤: 配送中の温度維持のため、多めの保冷剤を同梱する。
【CHECK】水漏れと破損を防ぐコツ
- 発泡スチロール: ダンボールよりも保冷効果が高く、水漏れもしにくい発泡スチロール箱を使用する。
- 密閉: 魚介類などはビニール袋を二重にし、絶対に汁漏れしないようにする。
- 隙間埋め: 輸送中の揺れで荷物が動かないよう、緩衝材や新聞紙をしっかりと詰める。



せっかくの美味しい魚も、届いた時に傷んでたら台無しだにゃ。予冷は「絶対」だにゃ!面倒くさがらずに冷やすにゃ!
荷物が届くまでの日数|台風やフェリー欠航の影響


「明日届く?」と聞かれても、離島は海を渡るため、翌日配達が難しいことが多いです。さらに、天候による欠航で遅れやすい点も押さえておきましょう。



台風が来たら、船は止まるにゃ。船が止まれば荷物も止まるにゃ。こればかりは船長でもどうにもできない自然の掟だにゃ。
通常時のリードタイム(+1日〜数日が目安)
離島への配送日数は、発送元の場所と島の位置関係によりますが、本土内への配送プラス1日〜3日程度を見ておくのが無難です。
【MEMO】発送から到着までのリードタイム
- 近場の離島: 淡路島や瀬戸内海の一部など。条件が合えば本土と同程度で、翌日になることもあります(天候・便で変動)。
- 沖縄・主要離島: 航空便を利用する場合、発送から2日〜3日が目安。
- 船便のみの離島: 小笠原諸島やトカラ列島など。発送から6日〜1週間以上かかることもある。
【CHECK】正確な日数を調べる方法
- ヤマト運輸公式サイト: 「料金・お届け予定日検索」で郵便番号を入力すると、目安のお届け予定日が確認できる。
- 営業所で聞く: 発送時に窓口で聞けば、直近の運行状況を踏まえた目安を教えてくれる。
- 追跡サービス: 発送後は伝票番号で追跡し、荷物が今どこにあるか(港にあるか、船に乗ったか)を確認する。
台風・荒天時の遅延ルール
台風シーズン(夏〜秋)や、冬の荒天時は、フェリーが欠航し、物流が完全にストップします。 指定どおりに届かないこともあるため、急ぎの荷物は時期をずらすのが安全です。
【ALERT】台風シーズンの発送リスク
- 完全ストップ: 欠航すると港で足止めされ、天候次第では1週間以上かかることもあります。
- 日時指定無効: 「必着」で指定しても、船が動かなければ物理的に届かない。
- 情報収集: 台風時は運送会社・フェリー会社の運行情報を確認。日本郵便の遅延情報も参考になります。
【CHECK】生鮮食品を送る際のリスク管理
- 賞味期限切れ: 足止めが続くと、クール便でも期限切れで廃棄・返送になることがあります。
- 発送見合わせ: 天候が怪しい時は、無理に送らずに天候回復を待つのが鉄則。
- 相手への連絡: 「台風で遅れるかもしれない」と、受取人に一言伝えておくだけでトラブルを防げる。



島では「船が来ないから荷物もない」は日常茶飯事だにゃ。焦らず騒がず、海が静まるのを待つのも島暮らしの知恵だにゃ。
まとめ|離島へ送るなら「ヤマト」が安心・確実


今回は、離島への送料(ヤマト・佐川)について比較解説しました。
【POINT】記事の要点
- 個人発送: 中継料の心配が少ない「ヤマト運輸」をまず候補にするのがおすすめ。
- ビジネス/通販: 佐川急便は中継料がかかる場合があるため、送料総額を要確認。
- クール便: サイズ制限(120サイズ・15kg)と、対応エリア(小笠原などは不可)に注意。
- 日数: 天候による遅延は日常茶飯事。生鮮食品はタイミングを見て送る。
離島暮らしにおいて、物流は生命線です。 ヤマト運輸の宅急便は、離島あてでも中継料が原則不要で、住所に応じた運賃で総額を見積もりやすいのが強みです。
送る側も受け取る側も、賢く運送会社を選んで、無駄な出費を抑えましょう。 特に「初めて離島に荷物を送る」という方は、まずはヤマト運輸の窓口で相談するのが一番の近道です。



送料を節約できれば、その分もっといい物を詰め込めるにゃ!愛情たっぷりの荷物、無事に届くといいにゃ〜!








