はじめに|地上の光と、天空の光

「灯台」と「星空」。
この2つが組み合わさった夜の写真は、ただ星空を撮るだけ、ただ灯台を撮るだけでは決して得られない、圧倒的なロマンと物語を生み出します。
漆黒の闇の中、地上の安全を守るために力強く回転する灯台の光と、頭上に広がる数十〜数千光年の彼方からの光(星空・天の川)。
この記事では、「灯台と星空の撮影」に挑戦したいあなたのために、なぜ灯台が最高の被写体なのか、そして具体的な撮影のコツと、船長おすすめの「灯台と星空」の絶景スポットを徹底的に解説します。

やあ、ココロ船長だにゃ!夜の灯台探検はロマンの最高峰。地上の光(灯台)と天空の光(星空)の共演…最高の「夜の写真」を撮る航海に出発だにゃ!
【厳選】灯台と星空・天の川の絶景撮影スポット5選


「灯台と星空の撮影」は、他の絶景スポット以上に、「光害(ひかりがい)のなさ(暗さ)」が求められます。
さっそく、船長が厳選した、日本屈指の「灯台と星空」および「灯台と天の川」の絶景スポット5選をご紹介します。



よーし、いよいよ絶景の航海だニャ!ここは「夕日」スポットより、さらに暗い「本気(マジ)」のスポットだにゃ!
1. 【静岡県】石廊埼灯台(南伊豆町)
伊豆半島の最南端に位置する「石廊埼灯台(いろうざき)」。
周囲は「石廊崎オーシャンパーク」として整備されていますが、街の光がほとんど届かないため、星空観賞スポットとして人気があります。
断崖絶壁に立つ白亜の灯台と、その上空に広がる「天の川」の組み合わせは、まさに息をのむ美しさです。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- 灯台の周辺は遊歩道が整備されており、三脚を立てやすいのが魅力です。
- 撮影のベストシーズンは、天の川が南東から昇る春~夏です。
- 灯台の光(光跡)が強すぎると星が写りにくいため、光がフレームから外れるタイミングでシャッターを切るのがコツです。



伊豆半島の「最果て」だにゃ!遮るものが何もない暗闇に、灯台の光と星空だけが輝く…最高のロマンだにゃ!
2. 【和歌山県】潮岬灯台(串本町)
「本州最南端」に立つ「潮岬灯台(しおのみさき)」。
本州最南端付近の緯度の低い場所にあるため、天の川の中心部(いて座付近)がより高く昇り、地平線付近のモヤの影響を受けにくく、「灯台と天の川」の撮影の聖地として非常に有名です。
「潮岬タワー」前の駐車場や、灯台周辺の芝生広場から、雄大な天の川と灯台のコラボレーションを狙うことができます。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- 本州最南端の串本町は、人工の光が少ない“星空スポット”としても知られています。
- 灯台の東側にある芝生広場から、南の空に高く昇る「天の川」と灯台を一緒に撮影するのが王道の構図です。
- 「トルコ記念館」方面からも、違った角度の灯台と星空を狙えます。



「本州最南端」の称号は伊達じゃないにゃ!ここから見る「天の川」は、本当に空から降ってくるみたいなんだにゃ!
3. 【高知県】室戸岬灯台(室戸市)
四国の最南東端、太平洋に突き出た室戸岬の山頂に立つ、白亜の大型灯台「室戸岬灯台(むろとざき)」。
「日本の灯台50選」にも選ばれた、日本屈指の光達距離を誇るこの灯台は、都市部に比べて光害が少なく、星景撮影の名所として知られています。
太平洋から昇る「天の川」と、力強く光を放つレンズの光跡を一緒に撮影できます。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- 灯台のすぐ近くまで車で行けますが、撮影は灯台のふもとの展望台や、「室戸スカイライン」の途中からがおすすめです。
- 太平洋から昇る天の川(春~夏)や、冬のオリオン座など、四季折々の星と灯台を組み合わせることができます。
- 灯台の光が非常に強いため、光が横を向いた瞬間に撮影すると、星が白飛びしにくいです。



太平洋のど真ん中で星を見てるみたいだにゃ!日本トップクラスの灯台の「光跡」と、「天の川」の競演は迫力満点だにゃ!
4. 【島根県】出雲日御碕灯台(出雲市)
石造灯台としては日本一の高さを誇る「出雲日御碕灯台(いずもひのみさき)」。
「灯台と星空」の撮影において、この灯台の「灯塔の高さ(シルエット)」は最大の武器です。
日没後のマジックアワーから、徐々に星が浮かび上がってくる時間帯、そして深夜に「天の川」が灯台の真上に昇る瞬間まで、一日中撮影を楽しめます。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- 夕日スポットとしても有名な「日御碕展望台(経島展望台)」は、星空撮影のベストポジションでもあります。
- 高さ日本一の灯台のシルエットを活かし、縦構図で「天の川」と組み合わせるのが王道です。
- 冬は灯台と「オリオン座」の組み合わせも人気です。



高さ日本一の灯台は、星空の中でも存在感が違うにゃ!まるで「天の川」に手が届きそうな、神話みたいな写真が撮れるんだにゃ!
5. 【山口県】角島灯台(下関市)
総御影石造りの美しい「角島灯台(つのしま)」。
角島大橋で渡れる離島でありながら、大都市から離れており、「灯台と天の川」撮影の超人気スポットとして知られています。
周囲は公園として整備されており、三脚を立てる場所にも困りません。(※ただし、角島大橋の街灯など、一部の光源への工夫は必要です。)
夏の夜には、灯台の背後に雄大な「天の川」が昇り、多くのカメラマンがその共演を狙って集まります。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- 灯台の北側にある広場(駐車場付近)から、南の方角(灯台の背後)に昇る夏の天の川を狙うのが、最も有名な構図です。
- 灯台の光が回転するタイミング(光跡)を計算に入れて、天の川と光跡が重なる瞬間を撮影しましょう。



角島は、昼も、夕日も、そして星空も…一日中「絶景」しかない、まさに奇跡の島だにゃ!
なぜ「灯台と星空」は最高の被写体なのか?


「灯台と星空の撮影」がこれほどまでに人気なのには、明確な理由があります。
それは、灯台が「星空」を撮影するために、理想的な条件を兼ね備えていることが多いからです。



「星空」を撮るなら、暗い場所がいいにゃ。じゃあ、「灯台」がどこに建ってるか…もうわかるかにゃ?
1. 街の光(光害)の影響が少ない場所にある
灯台の「役割」は、遠く暗い海からでもその光が見えることです。
そのため、灯台の多くは、街の明かり「光害(ひかりがい)」の影響が比較的少ない「岬の先端」や「離島」などに建てられています。
これは、満天の「星空」や「天の川」を撮影するために不可欠な、「空が暗い」という条件を、満たしているスポットが多いことを意味します。
2. 地上の「光」と天の「光」の共演
もし、ただ暗いだけの場所(例えば真っ暗な山頂)で星空を撮っても、それはただの「星空の写真」です。
しかし、「灯台と星空」の撮影は違います。 天空の無数の「静かな光(星)」に対して、地上には「力強く回転する灯台の光」という、**ドラマチックな「動く光」**が存在します。
この「地上の光(灯台)」と「天空の光(星空)」が共演する構図こそ、「灯台の夜景写真」でしか撮れない、最高の魅力なのです。



星空という「背景」と、灯台という「主役」がいるから、一枚の写真に「物語」が生まれるんだにゃ。これぞロマンだにゃ!
必読!灯台の「星空・天の川」撮影のコツ


「灯台と星空の撮影」は、日中の撮影とは異なり、いくつかの専門的な「コツ(準備と設定)」が必要です。
しかし、ポイントさえ押さえれば、誰でも感動的な写真を撮ることが可能です。



ここからは「星空撮影」の技術編だにゃ!「いつ・どこで・どう撮るか」をマスターして、キミも星空探検家だにゃ!
1. 準備編:「新月」と「天気」を狙う
灯台の「星空」撮影において、最も重要な準備です。
「月」は、星空にとって最大の「光害」です。 満月の夜は空全体が明るすぎて、「天の川」はもちろん、暗い星はほとんど写りません。
必ず「新月カレンダー」などを確認し、月明かりの影響が少ない「新月期(新月の前後数日)」を狙いましょう。
さらに重要なのは、撮影する時間帯に「月が地平線の下に隠れている」ことを、月の出没時刻表で確認することです。 もちろん、雲一つない「快晴」であることも絶対条件です。
2. 場所編:「天の川」の方角を知る
「灯台と天の川」の写真を撮りたい場合、ただ暗い場所に行けば良いわけではありません。
「天の川」は、季節によって見える方角や高さがまったく異なります(例:夏の天の川は、南から南西の空に最も濃く現れます)。
「灯台の方角」と「天の川が昇る方角」が、ちょうど良い位置関係になるスポットと季節を選ぶ必要があります。
スマートフォンの「星座アプリ(Star Walkなど)」を使えば、今どの方向に天の川があるか(または、何時に昇ってくるか)をシミュレーションできるので、必須アイテムです。
3. 機材・設定編:カメラの基本
「灯台と星空の撮影」は、マニュアル設定ができるカメラ(一眼レフやミラーレス)があると設定の自由度が高く、失敗しにくいです。
ただし、最近はスマートフォンの「ナイトモード(星空モード)」でも、三脚を使えば天の川を撮影できる機種が増えています。
ここでは、一眼レフやミラーレスを使った基本的な機材と設定を解説します。
【星空撮影の基本設定】
- 機材(必須):
- 三脚(さんきゃく)。絶対にブレてはいけないため、必須です。
- レンズ:
- F値(F2.8やF4.0など)が明るい(数字が小さい)広角レンズが最適です。
- 撮影モード:
- マニュアル(M)モード。
- F値(絞り):
- F4.0以下(持っているレンズで一番小さい数字)に設定します。
- シャッタースピード:
- 15秒~25秒程度(広角レンズの場合)が目安です。
- ※上限の目安は「500ルール(500 ÷ 焦点距離)」などで計算しますが、まずは15秒程度から試すのが安全です。
- ISO感度:
- ISO1600~6400程度。まずはISO3200あたりで試し撮りし、明るさ(ノイズ)を見ながら調整します。
- ピント(最重要):
- オートフォーカス(AF)は効きません。
- 必ずマニュアルフォーカス(MF)にし、灯台の「光」か、最も明るい星にピントを合わせて固定します。



難しそうかにゃ?「三脚固定・Mモード・F値最小・シャッター15秒・ISO3200」。この”呪文”を覚えてピントを合わせれば、感動的な星空が撮れるにゃ!
まとめ|灯台と星空の「ロマン」を探す航海


今回は、日本全国から厳選した「灯台と星空」の絶景スポット5選と、その撮影のコツを解説しました。
記事のポイントを最後におさらいします。
- 「灯台」は、街の光(光害)の影響が少ないスポットが多く、地上の「動く光(灯台)」と天空の「静かな光(星空)」が共演するため、夜の写真の最高の被写体です。
- 「灯台の星空撮影」の最大のコツは、「新月期」の「快晴」の日を選び、月が地平線の下にある時間帯を狙うことです。
- 「灯台と天の川」を撮るには、三脚とマニュアル設定(またはスマートフォンの星空モード)が必須です。
- 静岡「石廊埼」や和歌山「潮岬」、山口「角島」など、光害が少なく天の川を狙える有名なスポットが存在します。
「灯台の星空撮影」は、日中の撮影よりも難易度は上がりますが、その先にある感動は計り知れません。ぜひ、カメラと三脚を準備して、あなただけの「灯台と星空」のロマンを探す航海(探検)に出かけてみてください。



気になる「灯台×星空」は見つかったかにゃ?準備は大変だが、「灯台と天の川」を収めた時の感動は「宝物」だにゃ!防寒対策をして、最高の「夜の写真」を撮りに行こうにゃ!







