はじめに|なぜ「灯台守」は映画の題材になるのか?

「灯台守(とうだいもり)」という職業は、その過酷な任務と孤高の存在感から、昔も今も多くのクリエイターを魅了してきました。
「灯台守の映画」と聞くと、何を思い浮かべますか。
ある人は日本映画の金字塔『喜びも悲しみも幾歳月』を、またある人はスリリングな洋画(サスペンス)を想像するかもしれません。
この記事では、「灯台守が登場する映画」を探しているあなたのために、灯台守のロマンや孤独、誇りが描かれた、船長おすすめの映画5作品(邦画・洋画)を厳選してご紹介します。

やあ、ココロ船長だにゃ!「灯台守」と「映画」は最高の組み合わせで、ロマンだにゃ。船長厳選の「灯台守映画」の航海に出発だにゃ!
灯台守が映画の主人公になる理由


なぜ、これほどまでに「灯台守」は物語の題材として愛されるのでしょうか。
それは、灯台守という存在が、ドラマ(映画)を生み出すための完璧な要素(「極限状態」「孤独」「責任」)をすべて備えているからです。



陸から切り離された「密室(灯台)」で、重大な任務を背負ってるんだにゃ。ドラマが起きないワケがないにゃ!
1. 「極限状態」の人間ドラマ
灯台は、常に嵐や荒波の最前線にあります。
灯台守の日常は、多くの場合、社会から「孤立」し、自然の脅威と隣り合わせの「過酷」なものでした。
この「極限状態」は、人間の本性や、愛、狂気、友情といった感情を描き出すための、映画にとって最高の舞台装置となります。
2. 「孤独」がロマンを際立たせる
灯台守は、非常に「孤独」な職業でした。
その「孤独」が、家族への愛、船乗りたちへの使命感、あるいは自己との対話といった「ロマン」を、より一層際立たせます。
有名な唱歌「灯台守の歌」が人々の心を打つのも、この「孤独」と「誇り」が共存しているからでしょう。



「孤独」は、人の心を強くも弱くもするんだにゃ。灯台守の映画は、その「孤独」の中で輝く人間の「光」を描いているんだにゃ。
【邦画・洋画】灯台守のおすすめ映画5選


「灯台守が登場する映画」は、邦画・洋画を問わず、傑作が多いジャンルです。 それは、灯台という「孤立した舞台」が、人間のドラマ(愛、狂気、責任)を描くのに最適だからです。
ここでは、船長が厳選した「灯台守が登場する映画」5作品を、「人間ドラマ編」と「ジャンル映画(スリラー・アクション)編」に分けてご紹介します。



よーし、ここからは船長厳選の、ロマンと狂気が詰まった「灯台守映画」5選を紹介するにゃー!
1. 『喜びも悲しみも幾歳月』(1957年・日本)
【人間ドラマ編①:日本の金字塔】
灯台守の夫婦が、戦前から戦後にわたり、日本各地の灯台(観音埼、御前埼、安乗埼など)を転々としながら、様々な苦難や別れ、そして喜びを分かち合っていく姿を描いた感動巨編です。
- 監督: 木下惠介
- 出演: 佐田 啓二(灯台守・有沢四郎)、高峰 秀子(その妻・きよ子)
この映画は、灯台守の仕事がどれほど過酷で、転勤が多く(家族も巻き込まれ)、しかし尊い使命感に支えられていたかを、日本中に知らしめました。
「♪俺(おい)ら岬の~」という有名な主題歌も大ヒットし、灯台守のイメージを決定づけた作品です。
2. 『光をくれた人』(2016年・米/英/豪/NZ)
【人間ドラマ編②:洋画の傑作(国際共同製作)】
第一次世界大戦後、心の傷を負った帰還兵トム(マイケル・ファスベンダー)は、オーストラリア沖の孤島で灯台守として働くことを決意します。
彼はそこで妻イザベル(アリシア・ヴィキャンデル)と暮らし始めますが、ある日、赤ん坊を乗せたボートが島に流れ着きます。
子どもを亡くしたばかりだった二人は、その赤ん坊を自分たちの子として育てる決断をしますが、それが後に大きな悲劇(道徳的なジレンマ)へと繋がっていきます。
- 監督: デレク・シアンフランス
- 出演: マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデル
『喜びも悲しみも幾歳月』と並び、「灯台守の夫婦」と「孤島での生活」を真正面から描いた、非常に重厚な人間ドラマです。
3. 『灯台守の恋』(2004年・フランス)
【人間ドラマ編③:フランス映画】
1960年代、フランス・ブルターニュ地方の孤島(ウエサン島)。そこに、新人の灯台守アントワーヌ(グレゴリ・デランジェール)が赴任してきます。
彼は、ベテラン灯台守のイヴォン(フィリップ・トレトン)と共に、荒れ狂う海に囲まれた灯台で過酷な勤務に就きます。
物語は、イヴォンの娘が過去を回想する形で進み、灯台という閉鎖空間で芽生えた、新人アントワーヌとイヴォンの妻マブとの間の「禁断の恋」を描いたヒューマンドラマ(恋愛ドラマ)です。
- 監督: フィリップ・リオレ
- 出演: フィリップ・トレトン、グレゴリ・デランジェール
「灯台守が登場するフランス映画」として多くの人が求める、重厚で文学的な雰囲気を持った作品です。
4. 『ライトハウス』(2019年・アメリカ/カナダ)
【ジャンル映画編①:サイコ・スリラー】
1890年代、ニューイングランド沖の孤島に、ベテランの灯台守(ウィレム・デフォー)と、新人の助手(ロバート・パティンソン)が4週間の任期でやってきます。
嵐によって島に閉じ込められた二人は、徐々に「孤独」と「狂気」に侵されていきます。
- 監督: ロバート・エガース
- 出演: ウィレム・デフォー、ロバート・パティンソン
モノクロームの映像と、正方形に近い画面サイズが、閉所恐怖症的な圧迫感を生み出す、強烈なサイコ・スリラーです。「灯台守」の「孤独」が「狂気」に転化する様を描いた傑作です。
5. 『アクアマン』(2018年・アメリカ)
【ジャンル映画編②:アクション・ファンタジー】
DCコミックスのヒーロー「アクアマン」の誕生を描いた海洋アクション大作です。
「なぜこの映画が?」と思うかもしれませんが、物語の冒頭、主人公アーサー・カリー(アクアマン)の父親である「トム・カリー」こそが、嵐の夜に灯台で光を守る「灯台守」なのです。
- 監督: ジェームズ・ワン
- 出演: ジェイソン・モモア、テムエラ・モリソン(灯台守トム・カリー)
彼が嵐の海でアトランティス女王を助けるところから物語が始まる、「灯台守」がヒーローの「誕生」に不可欠な役割を果たす映画です。



どうだにゃ?「家族愛」から「狂気」まで、一口に「灯台守の映画」と言っても、全然違う魅力があるんだにゃ!
まとめ|映画で「灯台守」のロマンに触れよう


今回は、「灯台守」という孤高の職業を描いた、おすすめの映画5作品(邦画・洋画)をご紹介しました。
記事のポイントを最後におさらいします。
- 「灯台守」は、「極限状態」「孤独」「責任」というドラマの要素が揃っており、映画の題材として非常に魅力的です。
- 邦画の金字塔は『喜びも悲しみも幾歳月』。佐田啓二と高峰秀子が演じた灯台守夫婦の姿が、日本の灯台守像を確立しました。
- 洋画では、『光をくれた人』のような人間ドラマから、『灯台守の恋』(フランス)、『ライトハウス』のような狂気を描く作品まで、多様なジャンルで描かれています。
これらの映画は、2006年に日本で最後の有人灯台が無人化され、職業としては消えてしまった「灯台守」たちの「誇り」「孤独」、そして「ロマン」を、今に伝えてくれる貴重な「航海日誌」です。



気になる映画は見つかったかにゃ?どの作品も、灯台守の「魂」を感じられる傑作だにゃ。ぜひDVDや配信で、彼らの「ロマン」に触れてみてくれにゃ!












