はじめに:空にそびえる光の塔

日本全国の海岸線や岬には、海の安全を守るため、たくさんの灯台が立っています。
その姿は様々ですが、中には「えっ、こんなに高いの!?」と驚くような、空に向かってそびえ立つ灯台も存在します。
「日本で一番高い灯台って、どこだろう?」
「灯台の高さって、どうやって測っているの?」
この記事では、「日本の灯台の高さランキングはどうなっているの?」といった疑問に答えるべく、日本の灯台を高さ順にご紹介します。
「日本一高い灯台」の栄冠はどの灯台に輝くのか、そして灯台の「大きさ」や「高さの基準」についても、分かりやすく解説していきます。

やあ、みんな!ココロ船長だにゃ! 船乗りにとって灯台は、夜空の星と同じくらい大事な目印だにゃ。 中でも、ひときわ高くそびえる灯台は、遠くからでも見つけやすくて頼りになるんだにゃ。 今回は、日本のノッポな灯台トップ10を探る冒険に出発するにゃ!一番高いのは誰だ!?
灯台の「高さ」ってどう測るの?2つの基準


日本の灯台高さランキングを見る前に、知っておきたい大切なことがあります。
実は、灯台の「高さ」には主に2つの測り方があるのです。
ランキングを見る前に、まずはその違いを理解しておきましょう。



ここ、大事なポイントだにゃ! 「高さ」と言っても、どこからどこまでを測るかで、意味合いが変わってくるんだにゃ。 船長が使う海図にも、ちゃんと区別して書かれているんだにゃ。
1. 塔高(とうこう):建物の高さ
これは、灯台の建物の土台(地上)からてっぺん(頂部)までの高さを指します。より正確には「灯塔高(とうとうこう)」とも呼ばれます。
一般的に「あの灯台は高い!」と感じるのは、この「塔高」であることが多いでしょう。
今回のランキングでは、この「塔高」を基準にご紹介します。
2. 灯高(とうこう):海面からの光の高さ
こちらは、海面(平均水面)から、灯台の光を発する部分(灯火)までの高さを指します。より正確には「灯火標高(とうかひょうこう)」とも呼ばれます。
灯台が崖の上など高い場所に建っていれば、建物自体(塔高)は低くても、「灯高」は非常に高くなります。
船にとっては、光がどれだけ遠くまで見えるかに関わるため、この「灯高」も非常に重要な情報です。
【用語解説】「塔高」と「灯高」の違い&日本一
ここで、2つの「高さ」の用語をおさらいしておきましょう。読み方は同じ「とうこう」ですが、意味が全く違います。
- 塔高(灯塔高)
地上から灯台のてっぺんまでの高さ - 灯高(灯火標高)
平均海面から灯台の光までの高さ
ちなみに、「灯高」が日本一高い灯台は、兵庫県香美町にある「余部埼(あまるべさき)灯台」です。崖の上に建っているため、海面から灯火までの高さ(灯高)は約284mもあります!
ただし、灯台の建物自体の高さ(塔高)は約14mなので、今回の「塔高ランキング」には入りません。



「塔高」は灯台そのものの背の高さ、「灯高」は光が海からどれだけ高い場所にあるかってことだにゃ。 どっちも大事だけど、今回は見た目のインパクト重視で「塔高」ランキングを発表するにゃ! さあ、いよいよトップ10の発表だにゃ!
日本の灯台「高さ」ランキングTOP10(塔高)


それでは、お待たせしました!
日本の灯台を「塔高(建物の高さ)」でランキングした、最新情報に基づくトップ10を発表します。



ドキドキするにゃ! みんなが知ってる有名な灯台はランクインしてるかにゃ? 一緒に見ていこうにゃ!
第1位:出雲日御碕(いずもひのみさき)灯台(島根県)
「日本一高い灯台」(塔高)の栄冠に輝いたのは、島根県出雲市にある「出雲日御碕灯台」です!
その高さは43.65m。
美しい石造りの白亜の灯台で、その高さと歴史的価値から「世界の灯台100選」にも選ばれています。
「登れる灯台(常時参観可能)」の一つでもあり、展望台からの日本海の眺めはまさに絶景です。
第2位:稚内(わっかない)灯台(北海道)
第2位は、北海道稚内市のノシャップ岬(宗谷岬とは別の岬)に立つ「稚内灯台」です。
高さは42.7m。
赤と白のストライプ模様が特徴的で、日本で2番目に高い灯台として知られています。
第3位:水ノ子島(みずのこじま)灯台(大分県)
第3位は、大分県佐伯市の沖合、豊後水道に浮かぶ孤島「水ノ子島」に立つ「水ノ子島灯台」です。
高さは39.25m。
明治時代に建てられた歴史ある石造りの灯台で、その美しい姿から「東洋一」とも称されました。
現在は一般の立ち入りはできませんが、クルーズツアーなどで見学が可能です。
第4位:舳倉島(へぐらじま)灯台(石川県)
第4位は、石川県輪島市の沖合約50kmに浮かぶ舳倉島にある「舳倉島灯台」です。
高さは34m。
日本海を行き交う船の重要な道しるべとなっています。
第5位:魹ヶ埼(とどがさき)灯台(岩手県)
第5位は、本州最東端、岩手県宮古市の魹ヶ埼に立つ「魹ヶ埼灯台」です。
高さは33.72m。
「とどヶ埼」とも表記され、本州で最も早く朝日を見ることができる場所としても知られています。
第6位:尻屋埼(しりやさき)灯台(青森県)
第6位は、青森県下北半島の北東端に立つ、美しいレンガ造りの「尻屋埼灯台」です。
高さは32.82mで、現役のレンガ造り灯台としては日本一の高さです。
「登れる灯台(常時参観可能)」の一つで、周辺には「寒立馬(かんだちめ)」と呼ばれる馬が放牧されています。
第7位:石崎(いしざき)灯台(北海道・利尻島)
第7位は、北海道の利尻島北部にある「石崎灯台」です。
高さは32.23m。
利尻富士を背景にした美しいロケーションにあります。
第8位:鹿島(かしま)灯台(茨城県・鹿嶋市)
第8位は、茨城県鹿嶋市の鹿島港近くにある「鹿島灯台」です。
高さは32.2m。
鹿島灘を照らす重要な灯台です。
第9位:苫小牧(とまこまい)灯台(北海道)
第9位は、北海道苫小牧市の勇払(ゆうふつ)にある「苫小牧灯台」です。
塔高(地上から頂部まで)は32.0m。
赤と白のコントラストが印象的な灯台です。
第10位:犬吠埼(いぬぼうさき)灯台(千葉県)
第10位は、千葉県銚子市の犬吠埼に立つ、日本を代表する「犬吠埼灯台」です。
高さは31.3m。
「登れる灯台(常時参観可能)」であり、「世界の灯台100選」にも選ばれています。
美しいレンガ造りと99段のらせん階段が有名です。
番外編:高さにまつわる灯台あれこれ
惜しくもランク外?有名なあの灯台
- 角島(つのしま)灯台(山口県)
塔高 29.62m。「登れる灯台」として人気。 - 潮岬(しおのみさき)灯台(和歌山県)
塔高 約22.5m。「登れる灯台」、本州最南端。 - 経ヶ岬(きょうがみさき)灯台(京都府)
塔高 約12m(資料により13.7m等の記載もあり)。国内でも希少な第一等レンズを使用。「参観灯台(通年公開)」ではなく、構内は日中見学可・内部は非公開です。(※不定期の一般公開あり)
かつて「灯台」だった高いタワー
以下のタワーは、過去に灯台としての機能を持っていましたが、現在は航路標識としては使われていません。参考情報としてご紹介します。
- 横浜マリンタワー(神奈川県)
高さ106m(灯台機能は2008年9月1日廃止) - 江の島シーキャンドル(神奈川県)
高さ約59.8m(展望灯台)



どうだったかにゃ? 最新の正確な情報だと、こうなるんだにゃ! 日本一は変わらず島根の「出雲日御碕灯台」!やっぱりすごい! 北海道の灯台もたくさんランクインしてたにゃ。北の海を守ってるんだな~。 「登れる灯台」の尻屋埼灯台や犬吠埼灯台もTOP10入り!ぜひ実際に登って高さを体感してみてほしいにゃ!
まとめ:高さだけじゃない、灯台の魅力


今回は、「灯台 高さ ランキング」と題して、日本の灯台をその建物の高さ(塔高)でランキングしました。
- 日本一高い灯台(塔高)は、島根県の「出雲日御碕灯台」(43.65m)。
- 灯台の高さには、「塔高(建物)」と「灯高(海面から光まで)」の2つの基準があり、読み方は同じでも意味が違うので注意。
- ランキングTOP10には、北海道から九州まで、様々な地域の特色ある灯台が含まれる(2位は稚内灯台 42.7m)。
- 横浜マリンタワーなどは、現在は灯台としての機能はない。
灯台の魅力は、その大きさや高さだけではありません。
歴史、デザイン、光り方、そして海の安全を守るという大切な役割。 それぞれの灯台が持つ物語を知ると、きっともっと灯台が好きになるはずです。
ぜひ、このランキングを参考に、お近くの灯台や気になる灯台を訪れてみてくださいね。



高い灯台もすごいけど、小さくても一生懸命光ってる灯台も、みんな海のヒーローだにゃ! 灯台は、ただの建物じゃなくて、たくさんの船乗りたちの「希望の光」なんだにゃ。 この記事が、みんなが灯台に興味を持つきっかけになったら、船長としてとっても嬉しいにゃ! 次の航海もお楽しみに!








