はじめに|なぜ「灯台と夕日」は人々を魅了するのか

水平線に沈む「夕日」。
それだけでも息をのむほど美しい光景ですが、その手前に「灯台」のシルエットが浮かび上がるとき、その絶景は、私たちの心を掴んで離さない特別な「物語」へと変わります。
白い塔が茜色に染まる瞬間、そして夕日が沈み、今度は灯台の光が夜の海を照らし始める「マジックアワー」。
この記事では、「灯台」の専門家である船長が、日本全国から厳選した「灯台と夕日」の絶景スポット(撮影スポット)10箇所を、その魅力と共に徹底的に解説していきます。

やあ、ココロ船長だニャ!「灯台と夕日」は海がくれる最高の贈り物だにゃ。船長厳選の「灯台×夕日」絶景スポットへ、行くにゃー!
灯台と夕日の「絶景」を撮影するための準備


最高の「灯台と夕日」の写真を撮るためには、行き当たりばったりではいけません。
「いつ」「どこで」「どうやって」撮るか、船乗りと同じで「準備」が最も重要です。



絶景は一期一会だにゃ!最高の瞬間を逃さないために、まずは「日没時間」と「撮影のコツ」をしっかりマスターするんだにゃ!
1. 「日没時間」と「マジックアワー」を調べる
灯台と夕日の撮影チャンスは、一日でわずかな時間しかありません。
最も重要なのは、その日の「日没時間」を正確に把握することです。 気象庁のウェブサイトや、スマートフォンの天気予報アプリで、訪れる場所の「日の入り時刻」を必ず確認しましょう。
狙い目は、日没の約30分前から、日没後の約30分間。
空がオレンジ色から深い青色へとグラデーションする「マジックアワー」と呼ばれるこの時間帯こそが、灯台のシルエットと空の色の両方が最も美しく映える、最高のシャッターチャンスです。
2. 基本的な撮影のコツ
難しいテクニックは不要です。
まずはこの2つを意識するだけで、写真が見違えます。
2-1. 「シルエット」を意識する
主役は「夕日」と「灯台」です。
あえて灯台を「黒い影(シルエット)」として捉えることで、背景の夕焼けの鮮やかさが際立ち、非常にドラマチックな絶景写真になります。
2-2. 灯台の「点灯」を待つ
夕日が沈み、空にまだ少し赤みが残る頃、灯台は「カッ」と光を灯し始めます。
この「夕焼け(背景)」と「灯台の光(前景)」が共演する瞬間こそ、灯台と夕日の絶景スポットでしか撮れない、最高の瞬間です。



日没ジャストで帰るなにゃ!空の赤と灯台の光が入れ替わる「マジックアワー」が最高なんだ。三脚があれば完璧だにゃ!
【厳選】灯台と夕日の絶景スポット10選


日本全国から厳選した、「灯台と夕日」の絶景スポット10選をご紹介します。
「灯台のシルエット」と「夕日」が織りなす、最高の「構図」と「物語」を感じられる場所だけを選び抜きました。



よーし、いよいよ絶景の航海だにゃ!北の海から南の海まで、船長イチオシの10の港(スポット)を紹介するにゃ!
1. 【北海道】稚内灯台(ノシャップ岬/稚内市)
日本最北端の地・稚内の、もう一つの岬「ノシャップ岬」にある「稚内灯台(わっかない)」。
ここに立つ紅白のツートンカラーが美しい灯台は、夕日の名所として非常に有名です。
晴れた日には、海の向こうに利尻富士(利尻島)のシルエットが浮かび上がり、その稜線に沈む夕日と灯台のコラボレーションは、まさに圧巻の一言です。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- 岬の先端にある「イルカのオブジェ」越しに、灯台と利尻富士を一緒にフレームに入れるのが定番の構図です。
- 空気が澄んでいれば、利尻富士の稜線に夕日が沈む瞬間が狙い目です。
- 日没後、灯台の光が点灯し、空がマジックアワーに染まる時間帯もドラマチックです。



紅白の灯台が、利尻富士に沈む夕日に照らされる姿は…ロマンチックすぎて船長もため息が出ちゃうにゃ!
2. 【秋田県】入道埼灯台(男鹿市)
秋田県・男鹿半島の先端に立つ、白黒シマ模様の「入道埼灯台(にゅうどうさき)」。
「日本の灯台50選」にも選ばれるこの灯台は、「日本海に沈む夕日」の絶景スポットとしても、全国的にその名を知られています。
広大な芝生に座り込み、空と海を真っ赤に染めながら水平線に消えていく夕日を眺めるのは、最高の体験です。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- 遮るものが何もない広大な芝生が舞台です。好きな場所に座り込み、空全体がグラデーションしていく様子を堪能できます。
- 灯台の根本付近から見上げる構図や、北緯40度のモニュメントと夕日を組み合わせる構図も人気です。
- 日本海に完全に日が沈んだ後の「マジックアワー」まで待つのがおすすめです。



白黒シマシマの灯台が夕日に染まる姿は、ここでしか見られない絶景だにゃ!
3. 【新潟県】角田岬灯台(新潟市)
日本海に突き出た角田岬の頂上に立つ、白色の塔形コンクリート造の「角田岬灯台(かくだみさき)」。
この灯台の魅力は、「灯台と夕日」だけでなく、麓にある「判官舟かくし(はんがんふなかくし)」と呼ばれる洞窟群との組み合わせです。
眼下に広がる荒々しい岩肌と、水平線に沈む夕日、そして白亜の灯台という構図は、写真愛好家(カメラマン)たちを魅了し続けています。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- 灯台が立つ岬の麓(ふもと)の海岸線から、荒々しい岩肌(判官舟かくし)と、岬の上の灯台を見上げる構図が定番です。
- 灯台へと続く階段の途中から、日本海と佐渡島(天気が良ければ)に沈む夕日を撮影するのもおすすめです。



荒々しい岩肌と、岬の上の白い灯台…このコントラストが、夕日に染まると最高にカッコイイんだにゃ!
4. 【千葉県】犬吠埼灯台(銚子市)
「山頂や離島を除けば、元日前後の時期に」日本で一番早く朝日が見られる場所として有名な「犬吠埼灯台(いぬぼうさき)」。
しかし、犬吠埼は「朝日」だけではありません。
灯台の周辺は「君ヶ浜(きみがはま)」と呼ばれる美しい海岸線が続いており、夕日の時間帯には、夕焼けに染まる空と、白亜の巨大な灯台のコントラストが息をのむ美しさを見せてくれます。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- 「朝日」のイメージが強いですが、「夕日」狙いなら灯台の北側に広がる「君ヶ浜」の遊歩道が絶好のスポットです。
- マジックアワーの空を背景に、日本屈指の大きさを誇る「犬吠埼灯台」の巨大なシルエットが浮かび上がる瞬間を狙いましょう。



朝日だけじゃないんだにゃ!夕焼け空に浮かぶ、あのデカい灯台のシルエットは、まさに「圧巻」の一言だにゃ!
5. 【神奈川県】江の島灯台(江の島シーキャンドル)
湘南・江の島のシンボルとしてそびえ立つ、モダンなデザインの展望灯台「江の島シーキャンドル」。
ここは、灯台自体が展望台になっているため、「灯台から夕日を見る」絶景スポットです。
展望フロアからは、富士山や伊豆半島のシルエットを背景に、相模湾へ沈む夕日を一望できます。
ロマンチックな夕日スポットとして、デートにも最適です。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- ここは「灯台の上から見る」のが王道です。展望フロアに登り、相模湾に沈む夕日と「富士山」のシルエットを一緒に眺めましょう。
- 日没後は、灯台(シーキャンドル)自体が美しくライトアップ・点灯されるので、それも含めて楽しめます。



デートなら絶対ココだにゃ!夕日に浮かぶ富士山なんて、ロマンチックすぎるにゃ!
6. 【静岡県】御前埼灯台(御前崎市)
「日本の灯台50選」にも選ばれる歴史ある「御前埼灯台(おまえさき)」。
「地球が丸く見える」と言われるほどの水平線が広がるこの場所は、灯台と夕日を一緒にフレームに収めることができる、絶好の撮影スポットです。
打ち寄せる波と、空を染め上げる夕焼け、そして白亜の灯台が織りなす風景は、まさに「絵画」のようです。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- 「地球が丸く見える」と言われる展望台付近や、「御前埼灯台」の石碑がある場所が、灯台と夕日を一緒に収めやすい定番スポットです。
- 遮るものがない雄大な水平線に沈む夕日と、白亜の灯台の組み合わせを狙いましょう。



ここから見る水平線は、本当に「地球は丸い」って実感できるんだにゃ!最高のロケーションだにゃ!
7. 【三重県】大王埼灯台(志摩市)
「絵描きの町」として知られる志摩半島の先端に立つ「大王埼灯台(だいおうさき)」。
「日本の灯台50選」にも選ばれたこの灯台は、周囲が公園として整備されており、高台から太平洋に沈む夕日と灯台を眺めることができます。
リアス式海岸の複雑なシルエットが、夕焼けの絶景を一層引き立てます。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- さすが「絵描きの町」。灯台近くの「八幡さん公園」の展望台からが、王道の「絵になる」構図です。
- 眼下に広がる波切(なきり)の港町、リアス式海岸のシルエット、そして灯台と夕日を一枚に収めることができます。



多くの画家が愛した風景だにゃ。複雑な海岸線と灯台が夕日に染まる姿は、まさに「芸術作品」だにゃ!
8. 【島根県】出雲日御碕灯台(出雲市)
塔高43.65mを誇る、石造灯台としては日本一の高さの白亜の「出雲日御碕灯台(いずもひのみさき)」。
「世界の灯台100選」にも選ばれたその美しい姿は、「日本海に沈む夕日」との相性が抜群です。
灯台の展望台から見る夕日も絶景ですが、少し離れた場所から、断崖にそびえ立つ灯台と夕日を一緒に撮影するのが、定番の絶景構図です。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- 灯台に登って(※参観時間注意)日本海を見下ろすのも最高ですが、撮影なら「日御碕展望台(経島展望台)」がおすすめです。
- 高さ日本一の灯台が、日本海に沈む夕日を背景にそびえ立つ、最強の構図を狙えます。



高さ日本一の灯台と、日本海に沈む夕日の組み合わせ…これぞ「最強」だにゃ!
9. 【山口県】角島灯台(下関市)
角島大橋の先にある、日本海側で最初の大型洋式灯台「角島灯台(つのしま)」。
「日本の灯台50選」にも選ばれた、総御影石造りの美しい灯台です。 周囲には遮るものが何もなく、どこまでも広がる水平線に沈む夕日は、まさに「絶景」の一言。灯台のシルエットが、燃えるような空に浮かび上がる光景は、忘れられない思い出になります。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- 灯台周辺の「角島灯台公園」は、360度見渡せる絶好のスポットです。
- 角島大橋も有名ですが、日没時は遮るものがない「水平線」と、総御影石造りの美しい灯台の「シルエット」との対比を狙いましょう。



どこまでも続く水平線に沈む夕日と、美しい灯台のシルエット…船長、こういうのに弱いんだにゃ…。
10. 【沖縄県】残波岬灯台(読谷村)
沖縄本島で最も夕日が美しいとされるスポットの一つ、「残波岬灯台(ざんぱみさき)」。
高さ約30mの断崖絶壁が続く岬に立つ、高さ31mの白亜の灯台と、東シナ海に沈む雄大な夕日のコントラストは、沖縄ならではの絶景です。
空と海がオレンジ色に染まる中、力強く光を放ち始める灯台の姿は、訪れるすべての人を感動させます。
【絶景アドバイス(撮影のコツ)】
- 約30mの「断崖絶壁」の上から、東シナ海に沈む雄大な夕日を眺めることができます。
- 灯台に登って(※参観時間注意)上から見るのも良いですが、岬の先端にある巨大な「残波大獅子(しし)」の像と灯台、夕日を一緒に収めるのが沖縄らしい構図です。



沖縄の青い海が、夕日で真っ赤に染まるんだにゃ…断崖絶壁の上で見る夕日は、迫力満点だにゃ!
まとめ|灯台と夕日の「絶景」を探す航海


今回は、日本全国から厳選した「灯台と夕日」の絶景スポット10選と、その撮影のコツを解説しました。
記事のポイントを最後におさらいします。
- 「灯台と夕日」の撮影は、日没時間の確認と、「マジックアワー」(日没前後30分)を狙うのが最大のコツです。
- あえて灯台を「シルエット」で捉え、「灯台の点灯」を待つことで、ドラマチックな写真が撮れます。
- 日本全国には、北海道「稚内灯台(ノシャップ岬)」や山口「角島」、沖縄「残波岬」など、夕日の絶景スポットとして有名な灯台が数多く存在します。
灯台は、海の安全を守る「航路標識」であると同時に、私たちに一日の終わりを告げる「最も美しい絶景」を見せてくれる場所でもあります。
ぜひカメラ(あるいはスマートフォン)を持って、あなただけの「灯台と夕日」を探す航海(探検)に出かけてみてください。



気になる「灯台×夕日」スポットは見つかったかにゃ?実物の感動は写真とは違うにゃ。日没時間を狙って、最高の「マジックアワー」を体験してくれにゃ!








